飯田市座光寺の産業振興と人材育成の拠点エス・バードで24日、オープニングイベントが開催され、親子連れら多くの人出でにぎわった。来場者らは、地場産業体験をはじめ、地域内企業の展示や物産展、信州大学研究室の見学、身近な科学体験などを通じ、地域の伝統産業や新産業を体感。その魅力を肌で感じ理解を深めた。
水引、みそ、皮革の地場産業体験や、フライトシミュレーターによる航空機の操縦体験などは子どもらに大人気。ものづくりの楽しさを実感したり、最先端の技術に夢をふくらませたりと、産業界と子供らとをつなぐ役割を担った。
喬木第一小5年生の男子児童(11)は「科学に興味があったので参加した。フライトシミュレーターは高度など自由にコントロールでき楽しかった。楽しく体験しながら地域のことを勉強できて良かった」と笑顔。児童の父親(46)は「地元の企業や産業に興味を持ち、将来はここで働きたいと、勉強を頑張ってくれたらうれしい」と期待を寄せた。
この他、飯田市産業親善大使のおぐねぇーや松山三四六、小沢あきこ、ニッチロー’と地元縁の著名人らによるイベントやパネルディスカッションも行われ、イベントに花を添えた。
◎写真説明:人気のフライトシミュレーター