松川町大島のJAみなみ信州松川インター選果場「もなりん」で6日、早生桃の出荷が始まった。赤く色づき肥大も順調。主力品種のあかつきや白鳳といった中生種の出荷は20日から始まる。
初日は、下伊那郡北部からの出荷を中心に日川白鳳711キロ、たまき261キロ、赤宝396キロの計1368キロが集まった。
目ぞろえやテストの後、選果がスタート。選果員らが目視で形状や割れなど外観をチェックしてトレーに載せ、ベルトコンベヤーが光センサー機へ。機械が色や大きさ、糖度などを判断し、等級別に選別した。
JAによると今年の出荷開始はほぼ平年並み。天候不順が続いたが、しっかりと赤く色づき、収穫前に降った雨の影響で肥大も順調に進んだ。
早生3種の出荷量は昨年の14・5トンより少ない11・7トンを見込む。あかつきや白鳳の主力品種は昨年とほぼ同じ747トンを出荷する予定。
JA桃チーフの原章郎さん(28)は「玉が小さいことを予想し昨年より量が少なくなると見込んだが、初日は大きさもあり量も昨年より多い。順調なスタートになった」と話していた。
◎写真説明:6日に始まった桃の選果