飲食店の時短営業始まる

南信州経済

[ 2021年 8月 23日 月曜日 15時20分 ]

 県独自の新型コロナウイルス感染警戒レベルが「5」に引き上げられたのに伴い、飯田市内で酒類を提供する飲食店は22日から、時間短縮営業などの要請への対応が始まり、店頭には9月1日までの時短営業や休業を告げる張り紙が掲げられた。時短要請がない下伊那郡の飲食店からは県の対応への不満の声も聞かれる。

 飯田市中央通り1丁目のすし店「魚魚魯(ととろ)」は休業を選んだ。店主の松倉浩二さん(49)は「夜だけの営業だし、持ち帰りも少ないからすしネタを仕入れても余って駄目になっちゃう。やるより休んだ方がいい」と話し、この日は普段できない箇所の清掃に充てた。

 通常は午後5時半から同10時まで店を開けている銀座3丁目の居酒屋「味魚(あじと)」は、午後8時までの時短を選択。開店を1時間早め、同4時半から営業する。

 板長の羽場達彦さん(66)は「早い時間帯に年配の方が来てくれるかもしれないと淡い期待を抱いている。早く通常の状態に戻り、店が繁盛するようになるのが一番いい」と感染拡大の収束を願った。

 市内飲食店の中には「時短営業をしてみて、来店が少なければ休業する」という流動的な対応をとる例もある。

 県全体の感染警戒レベルが「5」に引き上げられたのを受け、独自の時短要請を出した高森町で居酒屋「楽が喜」を営む渡辺正男さん(72)は「本当に大変な時期なので協力金はありがたい」と話した。

 別の居酒屋を経営する男性も「いち早くやってくれた」と町の対応に感謝する一方「ランチ営業を始めたが思うように伸びず、夜も低調で困っている。家賃を払い、人を雇っているうちのような店は特に大変。昨日も予約のキャンセルがあった。この先どこまで続けていけるか…」と不安を募らせた。

 隣接する松川町元大島でカラオケ喫茶スナック「ニューさくら」を営む佐藤英一さん(72)は「店をやめたと誤解されないよう灯りを点け、蓄えを食いつぶしながらお客さんを待っているが、飲み物や曲の単価設定が低いので経営はどんどん厳しくなっている。町村の実情にも目を向けてほしい」と話した。

◎写真説明:時短営業を告げる張り紙

  

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