22年春オープンへ整備

南信州経済

[ 2020年 8月 6日 木曜日 15時31分 ]

 旧ピアゴ飯田駅前店(飯田市東和町)の後利用について、市と所有する吉川建設は6日、2022年春のオープンを目指して「飯田駅前プラザ」(仮称)の整備を進めると発表した。両者でまとめた「基本的な考え方」を示し、それによると1階をスーパーなどの商業エリア、2階と3階を公共エリアに区分。4階と5階に同社の本社機能を移す。着工は来年度中を予定。

 中心市街地で、JR飯田線飯田駅の玄関口といった立地を踏まえ、市はヒト、モノ、コトが集まる「創発の場」づくり―の拠点に位置付ける。

 駅前プラザが新たな交流の軸となり、リニア・三遠南信道時代を視野に多様な主体が連携。出会い、交流する丘のまちの居場所を強化し、まち全体に波及する相乗効果を生み出すとする。

 駅前の再整備によって地元住民や学校帰りの高校生、買い物客、観光客、高齢者、外国人住民らが集まりやすくなるとみて、次代を担う人材の活動拠点としての構想も描く。

 公共エリアには多目的ホールを整備し、人形劇やミニコンサート、講演会などを想定。大規模な集会は飯田文化会館、鼎文化センター、エス・バードを代替施設として活用する。交流学習ができる会議室も設ける。

 この日の会見で牧野光朗市長は「玄関口がまたにぎわいの拠点となり、(買い物弱者対策や居場所づくりを含め)市民の思いをしっかりと受け止める場所になる」と期待を寄せた。1階の商業エリアについては、地域要望を踏まえて生鮮品や日用品を購入できるスーパーの誘致を進めており、同社の吉川昌利社長は「交渉している段階」と答えた。

 旧ピアゴは鉄筋コンクリート造り地下1階、地上5階建てで、18年9月30日に閉店。同社が昨年11月に土地と建物を取得したと発表した。

 後利用を巡っては、旧市5地区のまちづくり協議会(橋北、橋南、羽場、丸山、東野)は商業テナントやコミュニティー施設などに活用できるよう支援する方針を確認している。

◎写真説明:共同会見する吉川社長(左)と牧野市長

  

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