三遠南信道・天龍峡大橋のアーチ部閉合式

南信州経済

[ 2017年 7月 14日 金曜日 15時17分 ]

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 2019年度の開通を予定する、三遠南信自動車道飯喬道路の天龍峡―龍江インター(仮称)間(延長約4キロ)で、上部工架設工事が進む天龍峡大橋(仮称、全長280メートル)のアーチ部閉合式が30日、天龍峡インター付近で開かれる。施工途中ではあるものの、天竜川を挟んだ地域がアーチでつながることを記念し、国土交通省飯田国道事務所が企画。アーチ部完成後には支柱、箱桁、床版と工事を進め、来年の夏から秋ごろには、橋の全体像が見えてくるという。

 天龍峡大橋は、名勝天龍峡に位置し、天竜川とJR飯田線を一気にまたぐ、高さ80メートルの鋼製上路式アーチ橋。名勝の景観に配慮した、扁平でスレンダーな形状や、景観に溶け込む「山鳩色」の塗装などの特徴を持つ。

 また、桁下には幅約2メートルの歩道を飯田市が整備。天龍峡をこれまでとは違った角度から楽しむことのできる新たな名所として、観光客の誘客による地域活性化など、地元の期待も大きい。

 架設工事は3月下旬にスタート。高さ約60メートルの鉄塔間に張り渡されたワイヤーロープとケーブルクレーンを使い、工場で製造された橋りょうの部材を運び、組み立てていく「ケーブルエレクション架設工法」が採用され、天龍峡、千代の両側で、橋りょうの左右から中央へと、部材をボルトでつないでいる。

 部材は幅2メートル、高さ2・5メートル、長さ4メートルおよび10メートルで、重さは20~40トン。アーチ部分は全体で62の部材からなり、14日までに54の部材の組み立てが完了した。

 上部工の事業費は、飯田市による桁下歩道の整備を含め約65億円。

 橋りょう工事の終了後、橋の取り付け部を整備し、天龍峡―龍江間の開通を迎える計画。

 同事務所の布施伸夫副所長は、「天龍峡大橋を含め、19年度開通予定区間において、順調に工事が進ちょくしている」と強調。さらに、本年度中の開通を予定する龍江―飯田東インター(仮称)間(延長3・4キロ)についても、着実に工事が進んでいるとし、「地域発展の一助となるよう、一日も早い開通を目指し、職員、建設業者一丸となって取り組んでいきたい」と力を込めた。

  

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