飯田で三遠南信サミット開催

南信州経済

[ 2013年 10月 31日 木曜日 9時26分 ]

 三遠南信地域(東三河、遠州、南信州)の一体的な振興について、行政、経済界、大学・研究機関、地域住民らが一堂に会して議論を深める「第21回三遠南信サミット2013in南信州」が30日、飯田市内で開かれた。「新しい連携体制の実現に向けて~三遠南信連携の発展と越県連携地域交流~」をテーマに、シンポジウム形式の全体会や4分科会などを展開。県境を越えた地域政策の具体的な可能性を議論した。

 三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)が主催し、年1回、3広域圏の持ち回りで開いている。SENAは三遠南信広域連合の設置も視野に、来年度は体制や機能、事業を強化した「新SENA」に移行。多種多様な主体の連携を目指し、既存の広域連携組織の統合による一本化、住民組織・大学との連携体制の強化、重点プロジェクト事業推進体制の強化などを特長に位置付ける。

 サミットには、管内27市町村の首長や議長、46の商工団体の会頭や会長、一般住民など約600人が参加。飯田文化会館での全体会は例年の講演に替えて、愛知大学三遠南信地域連携研究センターと共催による第1回全国越境地域政策シンポジウムにも位置付けて企画した。

 開会式のあいさつで牧野光朗飯田市長は、3圏域の人口約250万人のスケールメリットとして共同事務処理を例示し「三遠南信全体の広域連合の枠組みを検討していく」と言及。三遠南信道を縦軸、東名・新東名高速道やリニア中央新幹線を横軸に位置付け「相乗的に地域振興を図るためにも早期の整備が必要」と話した。

 シンポジウムは「県境地域の新たな可能性」。5氏がパネリストを務め、県境を越えた医療や防災、都市連携、中山間地域政策、道州制へのアプローチなどの事例や研究発表を基に、今後の効果的な越県政策を展望した。

 会場をシルクホテルに移しての4分科会では、「道」分科会が「三遠南信自動車道―次代を拓く交通基盤―」、「技」が「人財育成と持続的産業発展の有機的連携をめざす」、「風土」が「『あるもの探し』で発見!三遠南信の底力!」、「山・住」が「人口減少時代における地域社会の持続可能性を考える」をテーマに議論を交わした。

  

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