「新しい学校生活」導入し

学校・教育

[ 2020年 6月 1日 月曜日 16時13分 ]

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月10日から臨時休校が続いていた県立高校で1日、全員登校による通常授業が再開した。飯田下伊那地域の高校にも授業や友人らとの交流を楽しむ声が校舎に戻り、元気に登下校する姿が地域に活気をもたらした。

 学校は再開したが、徹底した感染防止対策と「新しい学校生活様式」の実践が求められる。

 阿南町の阿南高校(浅井真也校長、生徒数196人)はこの日、登校した生徒らに、毎日の健康観察や登校後すぐの手洗い・アルコール消毒、会話時の距離確保、昼食は対面で食べないなど、新しい生活様式11項目をまとめたプリントを配布し、放送でも呼び掛けて徹底を促した。

 校内の対策では、各教室の教卓の前に飛沫(ひまつ)拡散防止シールドを設置した。教科によっては教職員がフェイスシールドを装着する。生徒の机の間隔は1メートルを目安に確保し、床には目印を付けている。

 授業後の休み時間にトイレで生徒が密集しないよう、授業中に5分間の休憩を設定。感染リスクが最も高いと考えられる昼食時には、巡視などにより新しい生活様式の徹底を指導する。

 今後の感染拡大第2波を想定し、オンライン授業の研究を推進。通信環境やタブレットの配備、ネットセキュリティー、授業の双方向性などの課題解消へ検討を重ねていく。

 同校は5月18日から週2回、25日から全日半日の分散登校を経て全員登校の再開を迎えた。

 宮川安司教頭は「登校日の出席率が非常に高く、学校や友人とのつなりを求め、楽しみにしている様子が見てとれた。一方で不安のあらわれでもある」と話し、サポートを誓った。また、「いつ誰が感染してしまうかは分からない。肝心なのは校内でクラスターを発生させないこと。対策を徹底しながら学校運営に励む」と力を込めた。

◎写真説明:教卓前にシールドを設置し行う授業

  

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