天龍村の天龍中学校は12日、校舎近くにある梅畑で梅の収穫を行い、全校生徒12人と職員らが協力して6キロを目標に摘み取った。
例年2月に村内で行われる「天龍梅花駅伝」に向け、自分たちで収穫した茶や梅を使って加工品を作り、来村するランナーたちに提供することで村の魅力を発信する「梅花プロジェクト」の一環。この日収穫した梅は梅漬けなどにして、来年の梅花駅伝での販売を目指す。
今年は実付きが多いものの、やや小粒な傾向。生徒らは枝の隅々にまで目を光らせ、できる限り大きな梅を選びながら収穫し、腰に下げる籠や手に持つ袋をいっぱいにしていった。
同プロジェクトリーダーの生徒(14)は「販売する商品になるということを意識し、丁寧な作業を心掛けた。2年続けて駅伝大会が中止になっている。来年は開催され、自分たちで作った商品が販売できたらうれしい」と話した。
◎写真説明:梅を収穫する天龍中の生徒