飯田下伊那地域の小中学校で、2学期の終業式が行われている。運動会や音楽会などたくさんの思い出を振り返り、子どもたちは冬休みを迎える。
豊丘村の豊丘南小学校(牧内優幸校長、児童247人)は26日に実施。新型コロナウイルスの感染予防のため、一斉放送を各クラスで聞いた。
3人の児童が、2学期にがんばったことを発表した。3年の女子児童はがんばったことの1つにあいさつを挙げ「地域の人にあいさつするのはどきどきするけど、続けたら緊張しなくなった」と振り返った。4年の女子児童は算数の面積の単元について「新しい単位が出てきたときは友だちが教えてくれて分かった」、別の児童は「友だちと協力したので楽しく過ごすことができた。3学期も楽しく過ごしたい」と話した。
牧内校長は「豊丘南小の自慢」をテーマに全校から集めたアンケート結果をランキング形式で発表。回答した児童の理由も紹介した。5位の「協力できる」は「困っていると助けてもらえるし、自分も助けるから」、1位の「なかよし」は「年齢関係なく仲良くしているから」などが上がった。牧内校長は「たくさんの自慢があった。これからも大切にして」と呼び掛け「家族の手伝いをたくさんして明るい新年を迎えよう」と話した。
県南信教育事務所によると、飯伊の小学校は23日に25校、26日に14校、27日に4校、中学校は23日に9校、26日に10校、27日に3校が終業式を行っている。3学期の終業式は来年1月6日から10日にかけて開かれる。
◎写真説明:仲間の発表を真剣に聞く児童