【飯田市】下久堅小5年生が「御用田」の看板設置

学校・教育

[ 2021年 9月 2日 木曜日 15時56分 ]

 飯田市下久堅小学校は1日、5年生がコメを育てている学校近くの田んぼで、知久平諏訪神社式年御柱大祭の「御用田の儀式」をした。5年生と知久平区長で祭典委員長の平岩一彦さん、ひさかた和紙の会事務局長の羽場竜也さんらが参加。御用田は「取れた稲わらを御柱の曳き綱に使う田んぼ」という意味で、御用田であることを示す看板を立てた。

 知久平御柱祭は来年2月ごろに縄打ち、3月27日に里曳きと建御柱を予定している。曳き綱のわらの一部に5年生が育てた稲わらを用いる。

 5年生は毎年、下久堅郵便局南側の田んぼで米作りを体験しており、今年は綱を作るのに適した丈の長いもち米「カグヤモチ」を植えた。

 平岩さんと羽場さんが田んぼの土手に柱を打ちつけ、「諏訪神社御柱曳綱料 御用田 下久堅小学校五年生一同」と記した看板を設置。設置が完了すると5年生から拍手が起きた。

 平岩さんは「知久平の御柱は1830年頃から始まり、今回で33回目になる。御柱は7年に一度、寅と申の干支に行い、飯田下伊那の諏訪神社では、前回13カ所で開いた」と御柱の長い歴史を紹介。「地域の皆さんの協力や応援があったからここまで続けてこられた」と地域への感謝を述べた。

 羽場さんは御柱の由来を説明し、「戦争のときも途切れずやってきた。それだけ地域にとっては大事な祭り。大きくなった児童の皆も引き継いでほしい」と呼び掛けた。

 9月にイネを収穫し、新型コロナウイルス感染症の状況によるが、児童たちも住民と一緒に曳き綱を作ることを検討している。5年の男子児童(10)は「自分たちのわらで、引っ張ってもちぎれない丈夫な縄になれば。できるなら一緒に作りたい」と話した。

 平岩さんは「自分たちが御柱に使う稲わらを育てているんだという意識を子どもたちに持ってもらい、御柱への関心を持ってほしい」と期待した。

◎写真説明:設置した御用田の看板と下久堅小5年生

  

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