飯田女子短期大学で11、12の両日、地域住民を対象とした防災講座「見て 聞いて 触れて 災害に備えよう」があった。2日間で延べ20人ほどが参加。防災テントの組み立てや、災害時に役立つ調理の方法を体験しながら学んだ。
家政学科食物栄養専攻の髙木一代准教授が、県地域発元気づくり支援金を活用して冊子「わが家の避難計画」を作成。冊子の内容をより理解してもらおうと、初めて企画した。
2日目は、4人が参加。避難所の設営体験をしたあと、避難所での衛生管理や健康二次被害の防止について学んだ。
災害発生後に最小限の水で調理する「パッククッキング」体験では、ご飯とさばと高野豆腐のみそ煮、なんちゃって卵焼きの3品に挑戦。食材をポリ袋に入れて混ぜ合わせ、湯せんして作った。
髙木准教授は「参加者が楽しみながらやってくれて何より。災害があったときの生きていく術の1つとして、知っておいてもらえれば」と話していた。
◎写真説明:女子短大であった防災講座