飯田OIDE長姫高校電気部は、自動運転のロボットカーレース「ジャパンマイコンカーラリー2022」全国大会で準優勝と5位入賞を果たした。同校の全国大会入賞は2015年大会の優勝以来。
大会は1月8~9日に広島県で開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。同部からはアドバンスドクラスで、北信越大会優勝の宮嶋一希さん(16)=1年=と同大会準優勝の木下春琉さん(17)=2年=が出場予定だった。
大会規定に基づき、各地区大会のタイムで順位を決定。各地区大会を勝ち抜いた計74台のタイムを比較したところ、宮嶋さんが11秒53で2位、木下さんが11秒87で5位に入賞した。
1月31日に同校で伝達式があり、松原均校長が2人に賞状を手渡した。松原校長は「入賞は本校、長野県、北信越の技術の高さを示したもの。さらなる飛躍を」と祝った。
宮嶋さんは「実際には大会に出場していないので実感がない。来年の大会にはぜひ出場したい」と語り、木下さんは「自分が全国でどのくらいの位置にいるのか把握でき、今後の方向性が分かった」と話した。
全国大会は中止されたが、2人は県内参加予定校が1月8、9日に開催した記録会に参加。調整を重ねたマシンで全国大会と同じコースを完走し、好タイムを記録した。
◎写真説明:準優勝の宮嶋さん(左)と5位入賞の木下さん