飯田下伊那地域の小中学校で15日から、卒業証書授与式が行われている。各校では卒業生たちが恩師や友だち、保護者に感謝を伝え、祝福されながら学び舎を巣立っている。
飯田市座光寺の座光寺小学校は16日に開き、37人の児童が卒業した。新型コロナウイルス感染症対策のため、在校生は各教室からオンラインで視聴。会場参加は卒業生と保護者、一部の教師のみとした。
卒業生は、入場や卒業証書授与の際以外はマスクを着用。卒業生たちは担任教諭から1人ずつ名前が呼ばれ、元気に返事をして塩澤裕二校長から卒業証書を受け取った。
塩澤校長は、コロナ禍で活動に制約がある中で活動してきた卒業生たちのこれまでを振り返り「最高学年として立派な姿を見せてくれた」と賞賛。とどめておいてほしい事項として「命を大切にする心」「感謝の心」の2点を挙げ「輝かしい未来に向かって巣立つ皆さんのことを応援している」と呼び掛けた。
式後半には「旅立ちの日に」を合唱。6年間の小学校生活に思いを馳せながら、精いっぱいに歌った。
県南信教育事務所によると、飯伊の小中学校は15日に2校、16日に25校、17日に35校、22日に2校が卒業式を行う。
◎写真説明:卒業証書を受け取る児童