飯田市の飯田西中学校3年生と豊丘村の豊丘中学校1年生は20日、SDGs(持続可能な開発目標)交流会をオンライン開催した。それぞれの取り組みを発表し「これからもSDGsの達成に向けてお互いに頑張ろう」と誓い合った。
飯田西中は本年度から、SDGsの目標を生徒会活動の中核に据え、17のゴールにひも付けしたアルミ缶回収、節電月間、ごみ拾い登校、SDGs新聞の発行などの実践を委員会ごとに重ねてきた。
一方の豊丘中は、SDGsを1年生の総合的な学習の時間の年間テーマに定め、公民館長から指導を受けつつ、玩具メーカータカラトミーのSDGsワークショップを受けるなどして、多面的に学びを深めてきた。
交流会は互いの取り組みと成果を共有し、今後の参考に―と開催。豊丘中1学年主任の前任校が西中だった縁で実現した。
交流会はテレビ会議アプリのズームを使って行い、双方の取り組みを発表し合った後、5つのグループに分かれて意見交換した。
意見交換では笑いが起きる場面も多く、非対面ながら親睦も深まった様子。終了時には大きく手を振りながら“別れ”を惜しみ、エールを送り合った。
豊丘中生は「西中は積極的にさまざまな活動をしていてすごいと思った」、西中生は「どちらにとってもプラスになった」と振り返り、西中の生徒会副会長(15)は「同じ地域の中学校として、これからもSDGsの達成に向けて頑張っていこう」と締めくくった。
◎写真説明:手を振り合う生徒(飯田西中で)