新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、飯田市教育委員会は13日、市内全小中学校(19小学校、9中学校)のうち新たに8校について臨時休校とした。期間は21日まで。1校は既に休校となっており、臨時休校は全9校。
市教委によると、国内各地で市中感染が相次ぐ変異株「オミクロン株」の特徴を踏まえた対策をしていくことが大事とし、飯田保健所と相談した上で判断した。
市はICT(情報通信技術)教育を推進し、昨年度は計画を前倒しする形で全小中学校の児童生徒に向けて1人1台の学習用端末を配備している。
休校時にも学習用端末を活用することで、つながりと学びを大切にしたい考え。通常だと、使用目的や期間などを明確にし教育委員会への申請と許可が必要となるが、今回の臨時休校を受け、各学校に対し許可を得る手続きは不要と通知した。学校教育課は「それぞれの学校の判断になるが、子どもたちの学びが止まることのないよう有効活用してもらえたら」とした。
2人陽性判明 飯田市の職員
飯田市は12日、市職員2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。健康福祉部の40代女性と、保育所の30代男性。ともに11日の検査で陽性が判明し、同日以降出勤していない。行政サービスへの影響について、人事課はいずれの部署も応援体制を整えて通常通り業務を行っているとした。