下農で農業の魅力発見セミナー

学校・教育

[ 2014年 8月 28日 木曜日 9時17分 ]

 飯田下伊那の青年農業者でつくる「かたつむりの会」とJAみなみ信州青年部のメンバーが、農業にかける想いや農業の魅力を地元農業高校生に伝える県の「農業の魅力発見セミナー」が27日、下伊那農業高校アグリサービス科で始まった。

 両団体が11月に開催することしで第10回「高校生が作る次世代の郷土料理コンテスト」の事前学習として7年前から50分授業のセミナーを行っている。地元の豊富な食材、その調理方法や特性について知ってもらうとともに、若手農家の生の声を聞いて地元農業や農産物に対する理解を深めてもらうことを目的に学ぶ。

 セミナーで講師を務めた女性(30)は、高校の時にイギリスに留学し3年半勉強、1年半ホテルで働いた後、帰国し東京銀座のホテルに就職。ここで出合った夫と結婚し、田舎で農業をするため、4年前に実家の農場へ入った。主力のブナシメジのほか、リンゴと野菜(アスパラ)を作っている。

 野菜ソムリエとして、いいだウェーブのやさいウェーブの中で活動し「地のやさいを味わう会」や「信州の伝統野菜を学ぶ会」などを開催。リンゴを使った酒(シードル)の文化普及啓発と異業種間連携による地域経済の振興を目指す「ポムリエ協会」の活動、農業女子PJのメンバーとしての活動もしている。

 講師の女性は「これらの活動を通して、地元の若手農業者をつなげていくことができる。雇用を生み出していける経営者になっていきたい。農で地域の笑顔と笑顔を創造しつなぐことが経営理念」と語った。

 もう一人の男性講師(40)は、19年勤務した農協で営農指導にあたった体験から、農家の収入源確保と高齢化対策のため2007年から栽培を開始したネギの生産者が、当初の4軒20アールから現在200人を超え1500アールに上り、昨年の販売額は1億円を超えたと説明。

 土壌検査を必ず行い、ミネラルの入った追肥により、ネギのミネラル度をアピールする。また、土の付いたものも出荷していくスタイルにより「乾燥の防止と安全性・栄養をアピールする」とこだわりを語った。

 ことしの料理コンテストはネギを食材に使う。講師の男性は「ホワイトスターという品種を使った方がおいしいネギ料理ができる」とアドバイスした。

 生徒らは「若い人たちにこれから農業を継いでもらいたい気持ちが伝わってきた」、「農業を若い人たちがやっていることに驚いた」と感想を話していた。

  

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