下農果樹班が全国へ 農業クラブ北信越大会で最優秀

学校・教育

[ 2017年 8月 31日 木曜日 16時35分 ]

全国出場を決めた果樹班の代表

 特殊な資材の包装で酸素の量を調整して果物の鮮度を保つ研究をしている下伊那農業高校の果樹班(伊藤優希班長)は、8月24日に石川県で開かれた日本学校農業クラブ北信越ブロック大会のプロジェクト発表会で最優秀賞に選ばれ、初の全国大会出場を決めた。生産・流通・経営部門で、農業経営に軸足を置いた研究内容や発表の姿勢が評価された。

 7月の県大会で最優秀に選ばれ、同校では発表会が始まった1997年以来20年ぶりに北信越に出場。7人の班員がプレゼンテーションに臨み、5県の代表校で研究内容や発表方法などを競った。

 果樹班の研究は端境期(はざかいき)の有利販売を目的にしたもの。2014年から先輩たちが模索してきた貯蔵法を踏まえ、本年度は市場価格の動向を踏まえた農業経営的視点から、低酸素・高二酸化炭素の状態を保つ包装資材(MA包装)の活用を探った。

 モモやナシ、リンゴを個別包装して冷蔵貯蔵し、包装しない場合と比較。ブドウに給水ホルダーを取り付けるなど品種別の工夫も施し、長期にわたって鮮度や果実重を保てることを実証し、収穫期より遅らせて高単価で販売する「端境期販売」が可能と結論付けた。

 リンゴやナシは収穫から1年が経過した現在も鮮度を保っている。

 発表方法も評価された。ルール上、一人で質問に応じた2年生の前垣沙羅さん(16)は「質問を事前に予測し、回答例を作ったため、上手く答えることができた」。見守った3年生で班長の伊藤君(17)は「端的に要点をついた解答ができていた」と振り返った。

 全国大会は10月25日に岡山県で開かれる。初出場の果樹班は、伊藤君、前垣さんの他、2年生の齋木茉凜さん(17)、木下藍華さん(16)、金田凜さん(17)、小平恭介君(16)、1年生の宮沢芳光君(16)の7人で臨む。

 「全国でも最優秀賞を獲りたい」。班員たちは現在、評価対象になっている事前資料づくりを熱心に進めている。

  

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