下農高畜産班が黄金シャモのメニュー開発

学校・教育

[ 2019年 3月 7日 木曜日 15時42分 ]

 小労力・低コストで付加価値が得られる県産地鶏「信州黄金シャモ」の生産振興を探る下伊那農業高校(飯田市鼎名古熊)の畜産班は、販路拡大に向けた「シャモハム」と「せいろそば」のメニューを開発した。地元の民間2社が協力し、11日に中央道下り線駒ケ岳サービスエリア(SA)で提供・販売を開始する。

 畜産班は、急傾斜地が多い飯田下伊那の地域特性や生産者の高齢化を踏まえ、狭い農地でも比較的小さな労力で生産できる「信州黄金シャモ」に着目。実際に飼育して経費や売上げを分析し、農業振興と消費拡大の両面で認知度向上のための作戦を展開してきた。

 メニュー開発もその一環で、生産振興の前提となる「販路拡大」に力点を置き、一昨年からレシピづくりを試行錯誤してきた。

 シャモハムは松川町の農畜産物生産加工業、さんさんファームと連携して開発。「肉のうまみの特徴を最大限引き出す」(大宮ほのか班長)ため、塩と砂糖のみで薄めに味付けした。

 150グラム税込み972円。パッケージには澤柳円香さん(17)がつくったキャラクターも描かれている。

 せいろそばは、同SAを運営する駒ケ根市の中央アルプス観光に提案。もも肉を使ったレシピで、「黄金シャモを普及したいという高校生たちの熱意に打たれた」(小平久雄取締役)とするSA側が通常メニューに取り入れることを決めた。

 大宮班長(同)は「黄金シャモの魅力を多くの人に伝え、販路を広げて生産振興につなげられたら」と抱負を語った。

 同班はこの研究で、昨年度の日本学校農業クラブ北信越ブロック大会・プロジェクト発表会で最優秀賞を受賞。全国大会に出場している。

 研究では、黄金シャモがブロイラー生産の6倍の収益が得られることが分かっている。

◎写真説明:商品開発した下農生ら

  

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