働く人の姿から学ぶ

学校・教育

[ 2021年 5月 27日 木曜日 15時45分 ]

 ふるさとの産業や文化に出会い、地域の人たちの多種多様なキャリアを学ぶ「しごと・未来フェアIN高森2021」が27日、高森町の町民体育館で開かれた。高森中学校の2年生174人が参加。企業のブースを巡って各企業の事業や製品についての説明を聞き、進路決定の参考にした。

 下伊那で働く人たちの姿から、自分の将来を考えよう―をテーマに昨年初めて開催した同フェア。3回目となる今回は昨年10月の2回目から8社増え、飯田下伊那の企業を中心に26社が出展した。

 体育館内には製造業や建設業、医療機関や行政など多種多様なブースが並んだ。映像や自社の製品を交えて業務内容を紹介するだけでなく、液体窒素を使った実験やウィッグを使って髪を切る体験を提供するブースもあり、生徒たちは興味のある分野を選びながら1日で8カ所を巡った。

 このうち町役場のブースでは、若手職員が自身の経験を交えながら仕事内容を紹介した。主に▽国や県の事務の代行▽税金を集める▽暮らしやすい環境の整備▽将来の高森町をつくる―の4つに分けられるとし、何故必要なのかを説明。「住民の皆さんのため、よりよいサービスを提供することを日々考えている」と強調した。話を聞いた女子生徒(13)は「将来どうしたいかは決まっていないが、一番地域に関わる仕事なので興味があった。やっぱり真面目な人が多いんだなと感じた」と話した。

 前回に続き出展した協和精工(同町山吹)の橋場浩之社長は「地元の企業でも子どもたちには存在を知られていない。まずは地域にこんな企業があり、こんな製品を作っているんだということを知ってもらいたい」と話し、「いずれは地元で勤めてみたいと思ってもらえるようになれば」と期待を寄せた。

 上澤浩校長は「フェアでは高校生や大学生の就職活動のような体験ができる」とし、「町や地域で働く人たちの姿を見て、自分の将来をリアルに考えてほしい」と話していた。

◎写真説明:ウィッグを使って髪を切る体験ができるブースも

  

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