全国へき地教育研究大会分科会開く

学校・教育

[ 2019年 10月 11日 金曜日 15時26分 ]

 小規模学校の特性を生かした学校・学級経営と学習指導の充実を目指し、全国から小中学校の教諭らが集う「第68回全国へき地教育研究大会」の分科会が11日、小規模特認校の飯田市上村小学校など、県内各地の10校で行われた。同校では、複式学級やICT(情報通信技術)を活用した近隣学校との遠隔合同授業、信州大学との連携によるプログラミング全校授業などを公開。約100人の教諭らが先進的な取り組みを学んだ。

 上村小(村松亮彦校長、児童数15人)では、4年前から複式指導を取り入れる。定期的な授業公開などを通じ、子供たちが自ら学習を作り上げられる環境や学習の見取り方などで改善を重ねている。2017年度から遠隔システムを取り入れた授業を模索。少人数学級の子供たちが多様な見方、考え方を持つことができるよう、他校の児童と触れ合うことのできる合同授業を構築した。

 さらに、18年度からはプログラミング学習を導入。信州大学との連携により、遠隔システムを使って児童が直接大学生らとやりとりを行う授業も展開する。

 また、「遠方からも児童が通いたいと思える魅力ある学校にしたい」と、ユネスコスクール加盟を目指したESD(持続可能な発展のための教育)の取り組みや、表現力、コミュニケーション力を高めるための合唱や漫才などにも注力。この日も、多くの見学者を前に力強い歌声を堂々と披露した。

 京都府宇治市立笠取小学校の林口泰之教諭(54)は、「ICTを活用した遠隔授業に興味があった」と、上村小に足を運んだ。笠取小も児童数約20人の小規模特認校で、近隣校とのテレビ会議の実施経験はあるものの、遠隔授業は未導入という。

 「今後は、へき地の学校ほど最先端の技術を導入して、授業を展開していく必要があり、ICTの活用はスタンダードになっていくと思う。すでにしっかりと活用されている姿に驚くとともに、大変参考になった。大学との連携にも大きな可能性を感じた」と話した。

◎写真説明:信大と連携したプログラミング授業

  

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