文化部のインターハイともいわれる第42回全国高校総合文化祭(2018信州総文祭)が7~11日、県内17市町で開催される。飯田下伊那地域では飯田女子高校で9日、人形劇部門が開かれる。飯伊からは同校人形劇クラブなど各部が複数の部門に出場する他、多数が選抜や個人出品、実行委員、ボランティアなどで参加する。
総文祭は文化庁や全国高等学校文化連盟などが主催する。文科系の活動に取り組む全国の高校生の発表の場で県内で開かれるのは初めて。7日に松本市での開会式とパレードで幕を開け、都道府県の選抜や予選会で上位に入った全国の高校生約2万人が集まり、県内17市町の会場で繰り広げる。
演劇や吹奏楽、詩吟剣詩舞、郷土芸能、書道など規定19部門と、ボランティアや軽音楽など県独自の協賛9部門の計28部門があり、飯田市で開かれる人形劇部門は協賛部門として初めて設置される。
飯田女子は同部門の実行委の軸を担うとともに、人形劇クラブが参加する。
クラブは2年前から黒田人形保存会から指導を受けながら人形浄瑠璃を学んでおり、飯田高の生徒に三味線演奏に加わってもらい「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」を発表する。
軽音楽、郷土芸能、ボランティア、産業部門に松川、飯田風越、飯田OIDE長姫、阿智、阿南の各部が、飯田や下伊那農業からも詩吟剣詩舞や書道、吹奏楽の県選抜に生徒らが参加。実行委として企画運営に携わったり、ボランティアに加わって後方支援する生徒も多い。