全市型スクール本格化

学校・教育

[ 2020年 8月 21日 金曜日 15時58分 ]

 飯田市教育委員会は市スポーツ協会と連携し、市内の全9中学校の1、2年生を対象にした「全市型競技別スポーツスクール」を9月に本格化させる。部活動の縮小などを盛った「市中学校部活動の活動指針」改定に伴うもので、生徒の内発性や主体性を引き出し、活動の選択肢を広げてもらう機会にもする。

 地域コミュニティーの中で主体的にさまざまなスポーツ活動を行うことを通じて、心身の健やかな成長と豊かな社会性を育む―をスクールの理念に掲げる。

 本年度は13競技を予定。受講料は1回500円で、2時間以内。講座ごとに定員を設定する。スノーボードやスキーなど実施時期が限られる競技が含まれるものの、通年開催を想定する。

 生涯学習・スポーツ課の青木純課長は「いろんなスポーツに挑戦したり、技術を高めたりする場になると思う。部活動との好循環が生まれたら」と話した。

 市教委は3月に部活動の活動指針を改定しており、9月から適用となる。活動指針によると、学期中、1週間に2日以上の休養日を設ける。平日の休養日は少なくとも1日とし、土日曜日は少なくとも1日以上休む。週末の練習試合や大会などで休めなかった場合は、できるだけ他の週末に休養日を振り替える。学校の休みの日は3時間程度とする。

 朝の活動は原則行わない。部活動の延長として行われる「社会体育活動」は廃止する。

 長期休業中については、休業期間の半分以上の休養日を設ける。生徒が十分な休養を取ることができるよう、活動はできるだけ平日に行うよう配慮する。

 平日の活動時間は長くとも2時間程度で、各校が下校時の安全を考慮して季節ごとに定める完全下校時刻まで。

 ただ週2日以内で校長の判断で放課後部活動を延長することができ、運動部活動は「新人大会前4週間」、文化部活動はコンクールやコンテスト、発表会などのうち「冬季(おおむね11月~1月)に実施される行事や、上位に位置する行事の開催日前4週間」とする。

 中学校の部活動を巡っては、一部の活動が長時間化し、生徒や家庭の負担が大きくなり、学習や家庭生活とのバランスを欠くといった課題が指摘されていた。

 9月の完全移行に向けて、市教委はオフ期間として今年1月の1カ月間、全9中学校で平日放課後の部活動と、部活動の延長として行われる社会体育活動を休止。空いた時間を利用して生徒が新たな分野に挑戦できる場として、全市型競技別スポーツスクールを試みた。

  

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