新型コロナウイルス特別措置法に基づく政府の緊急事態宣言が延長したことを受け、飯田下伊那の14市町村は8日までに、公立小中学校の臨時休校を延長する方針を決めた。期間は各市町村で異なるが、いずれも分散登校などで健康・安全に配慮しながら週2、3日の臨時登校を実施する予定。学校再開への移行期間と捉え、給食を再開する町村もある。
宣言の延長に伴い、政府は基本的対処方針を改定。学校は地域の状況に応じて「学校教育活動を再開する環境をつくる」としており、これまで足並みを揃えていた飯伊でも判断が分かれた。
大鹿村と泰阜村は飯伊で最も延長期間が短く15日まで。一方、阿智、平谷、根羽の3村は最も長い31日までとしている。
飯田市、松川、高森町など7市町村は24日まで延長する方針。また、高森町、喬木村、大鹿村は休校期間終了後、通常通り授業を再開する方針を固めた。
県立高校は22日まで一斉休校を延長する。県教育委員会は23日以降について、分散登校で授業を再開する方針。16日から22日までの1週間は、分散登校の上で教室での自習などの学習活動に充てる。