飯田市橋南地区の小中学生が4日、書き初めに挑戦した。例年より多い30人が橋南公民館に集い、新鮮な気持ちで和紙に向かった。
橋南まちづくり委員会育成部が主催し、地元の書道グループ「芙蓉の会」(西川和子会長)の3人が指導。筆にたっぷりと墨を付け、「正月の朝」「強い信念」といった学年ごとのお題をしたためた。
今年は新型コロナウイルス対策として「対面にならない」「同じ方向を向く」などの対策をとったほか、書き初めの後の茶話会はとりやめ、代わりにパンを土産として持ち帰った。終了後にはビンゴゲームもあった。
育成部長の滝沢ひろみさんは「毎年多くの子どもが参加してくれるが、今年はコロナの影響でほかの行事がないせいか、いつもより人数が多い」と話し、巡回しながら子どもたちの面倒を見た。
「生きる力」と書いた4年生の男子児童(10)は「昨年より少しだけうまくなった気がする。この字を書いていると頑張ろうという気持ちになる」と話していた。
書いた作品のうち1枚は学校に提出し、もう1枚は公民館に飾る。
◎写真説明:書き初めを楽しむ児童(橋南で)