松尾小で「まけるな相撲松尾場所」 全校児童が個人戦で対決

学校・教育

[ 2016年 10月 26日 水曜日 15時39分 ]

まけるな相撲松尾場所の試合風景

 全校児童(743人)が学年ごとに個人戦で対決する「まけるな相撲松尾場所」が26日まで3日間、飯田市立松尾小学校(林司校長)の体育館で開かれた。

 同校には2007年に松尾出身で日本相撲連盟会長を務めた故松村豊さんによって校庭に造られた土俵と、松尾まちづくり委員会が昨年、東隣の城公園に造った屋根付きの土俵がある。07年に始まった「松尾場所」はことしで10年目。同校伝統の学校目標である「まけるな」の精神を向上させる学校行事として定着し、同校の特色ある活動の1つとなっている。

 ことしは、24日から3日間、午前と午後に試合が行われ、1年生から6年生まで学年ごとに1対1で向かい合う相撲の熱戦を繰り広げた。「お願いします」とお互いに礼をして土俵に上がった選手たちは、蹲踞(そんきょ)から立ち合い、力と技を競い合った。勝負が決まると「ありがとうございました」とお互いに礼をして土俵を下りた。頭からぶつかる真剣勝負に声援の声が響き、土俵際で物言いがつき取り直しとなる試合もあった。

 児童たちの相撲指導にあたる日大相撲部出身で地域指導者の清水里香さんは、負けた選手一人一人を呼んで助言や激励の言葉をかけた。3年生の男子生徒の一人(9)は「自分の集中力が足りず、十分に力を出せなかった」と振り返り、4年生の来場所に向けて「大きくて強くても怖がらないでぶつかり、相手を倒して優勝したい」と闘志を燃やしていた。

 3年女子の孫を応援に来ていた男性(72)は、勝ち名乗りを受ける姿に「たのもしい。体が小さいけど、柔道をやっているので足腰が強い気がする」と目を細めた。

 小河保宣教頭(52)は「相撲を通して相手にまっすぐ立ち向かうところを大事にしている。相手にまけないけど自分にもまけない精神と、相手や場に対する感謝の気持ちを育みたい」と話した。

  

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