松川町の小中学校全3校で22日、給食にコスタリカ料理が提供され、児童生徒約1000人は食べ慣れない料理に興味を示し味わった。
町は、2020年東京五輪・パラリンピックの「ホストタウン」構想の相手国となる中米コスタリカとの交流事業を進めており、コスタリカにちなんだ給食はその一環。
牛肉や野菜を煮込んだスープ「オジャ・デ・カルネ」、ジャガイモなどを炒めて味付けする「ピカディージョ・デ・パパ」、トウモロコシ粉をこねて薄くのばして焼いた「トルティーヤ」など4品。いずれもコスタリカの伝統的な家庭料理といい、3校の栄養士らが栄養面などを考慮した上で本場の味に近づけた。
料理が各教室に運び込まれると独特な香りが漂い、中学校の教室では「おいしそうなにおい」の声。早速口に運んだ2年の生徒(14)は「どれもおいしい」と笑顔で語った。
来年度も行う予定で、高坂敏昭教育長は「子どもたちの異文化理解の一つになる」と期待を寄せた。
18日は町内の保育園全5園でもコスタリカ料理を提供している。
◎写真説明:コスタリカ料理を味わう中学生