森林で伐採の見学も

学校・教育

[ 2020年 9月 21日 月曜日 13時00分 ]

 松川町の高校生を対象にした木のものづくりワークショップの3回目が20日、町中央公民館えみりあなどで開かれた。海賊遊具やリンゴのモニュメントなどの構想をまとめた。木の伐採を見学して、地域の木材の活用や田舎での暮らしの魅力を考えた。

 中山間地の魅力として「『生きる』と『つくる』をつなぐ」をテーマにしたものづくり体験。町内在住や在学の高校生10人ほどが参加し、町民スタッフや県外スタッフとテレビ会議でつなぎながらワークショップを重ねてきた。

 前半の3回のアイデア出しでは、町内を巡って構想を膨らませ、木を使った町を彩るものづくりを考えた。今回は模型を制作し、実物が完成した未来を描いた未来新聞も作成した。

 2グループのうち、一方は海賊船の形をした遊具を発案。滑り台や船内に遊具を取り付けたもので、子どもたちの遊び場となるとともに観光客が増え、町の人口が増える未来を描いた。

 もう一つは、木を組み合わせたリンゴのモニュメント。内部に椅子を設けて休憩できるようになっている。生田の梅松苑に設置し、インスタ映えによる観光誘客を狙った。

 後半は、青年の家近くの西山の森林でヒノキの伐採を見学。元森林組合職員でセルフビルド・セルフリノベーションを手掛ける生田の正井廣昭さん(60)から、木の倒し方を教わりながら、地元の森林を取り巻く環境や自分で建てた家で暮らす魅力を聞いた。

 参加した下伊那農業高3年の女子生徒(17)は「50年も育った木の価格が1万円にもならないなんて聞いて驚いた。木を使っていくことの大切さを感じた」と話した。

 松川高3年の男子生徒は「将来は建築関係の仕事を目指しているので、木のものづくり、林業の話はとても興味深かった」と語った。

 今後のワークショップでは、町から搬出した木材で、アイデアの模型を作るとともに、町内外で活躍するスタッフから田舎での魅力ある暮らしや夢の実現などの話を聞く。

◎写真説明:森林でヒノキの伐採を見学

  

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