飯田下伊那地域の小中学校で、17日から21日にかけて1学期の終業式が行われている。飯田市松尾毛賀の緑ケ丘中学校(平澤和広校長・633人)は19日にオンライン形式で実施。代表生徒が振り返りと2学期に向けた抱負を語り、1学期の思い出を胸に28日間の夏休みを迎える。
同校の夏休みは22日からだが、20、21日に3年生が修学旅行へ出掛けて全校生徒がそろわないため、日程を変更して行った。
代表生徒の発表で3年生の女子生徒(14)は女子テニス部員としての2年半を振り返り「最後の大会で結果は思うようにいかなかったが、全てを出し切ることができた」とし、残りの学校生活について「今のクラスで過ごせる時間を楽しんでいきたい」と話した。
平澤校長が不在だったため、校長講和は酒井剛教頭が代読した。歌手の一青窈の代表曲「ハナミズキ」について「2001年9月にアメリカで起きた同時多発テロの被害に涙しながら作った歌」と制作の経緯を説明。夏休み期間中に予定されている東京五輪の開幕や終戦の日などを挙げて「平和や祖先に触れる機会が多くなる夏休み。命や平和を思って感謝する期間にして」と話していた。
県南信教育事務所によると、飯伊の小中学校の多くは21日に終業式を実施する。17日に和合小学校、20日に富草小学校と竜峡中学校、下條中学校が行った。
◎写真説明:各クラスから配信を視聴した