飯田西中、野鳥の姿や声に地域を知る 探鳥会で28種確認

学校・教育

[ 2016年 5月 11日 水曜日 13時26分 ]

 飯田市立飯田西中学校で9日、春の探鳥会が開かれ、2年生約80人が風越山麓に生息する野鳥の姿を追い目をこらし、鳴き声に耳を澄ませた。

 同校では、「愛鳥の精神を通して身近な故郷の自然を理解し保護しよう」と、1963(昭和38)年から探鳥会を開催。また、生徒会には愛鳥委員会が設けられ、「愛鳥新聞」を発行するなど、地域に生息する野鳥に関心を持ち、学習を進めている。

 2001年から、「風越山麓地域を知る学習の一つ」と位置付け、総合学習の授業として全校生徒が探鳥会に参加。ことしは11日に1年生、13日に3年生が実施する計画だ。

 生徒らは午前5時に集合。野鳥に詳しい外部講師8人とともに、学校から風越登山道を散策しながら石灯籠まで向かった。

 道中、周囲をあちこち見渡しながら鳥を探す生徒ら。木々や建物の屋根、電線などにその姿を確認すると、双眼鏡をのぞき込み、羽の色やくちばしの形など細かな部分まで観察し、ノートにメモを取っていた。合わせて講師から、食べるえさに由来するくちばしの形状、同じ鳥でもケースによって変化する鳴き声など、その生態について理解を深めた。

 ムクドリやカラヒワ、ホオジロ、シジュウカラ、ウグイスなど、風越山麓では約90種類が観察できるとされる中、この日生徒らが「姿を見た」、「声を聞いた」という鳥の種類は28種に上ったという。同校の久保田みどり教頭は「身近な故郷の自然の素晴らしさなど、地域を知る良い機会。姿を見たり、鳴き声を聞いただけで鳥の種類が分かる生徒も多く、学習の深まりを感じた」と目を細めた。

  

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