高森町高森中学校の全校生徒約450人が11日、植樹祭を同町大島山の多目的スポーツ施設「高森ドーム」周辺で開き、桜やモミジの苗木を斜面に植えた。同校の統合開校50周年を記念。
町の高台にある高森ドーム周辺の町有地を植樹地に選んだ。同校からは2・2キロほど離れているが、同校によると、開花時期になれば校舎からでも確認できる。
県の元気づくり支援金などを活用し、紫や赤、ピンクなどの花を付ける4種類の桜とモミジの計434本を購入。この日、植え方を教わった生徒たちは早速、6つのブロックに分かれて斜面に深さ15センチほどの穴を掘り、高さ1・6メートルから2メートルの苗木の根元に丁寧に土をかぶせて足で踏み固めた。
熊谷元尋町長や町職員らも参加し、生徒と一緒に作業に汗を流した。
桜は早ければ来春に花を付ける。2年の男子生徒は「きれいな花が咲くよう大切に見守っていきたい」と話した。
同校は1963(昭和38)年、高森南中学校(市田)と高森北中学校(山吹)が統合し創立した。ことし5月には改築校舎の落成式に合わせて50周年の記念式典を開いている。