鼎中 「WAZACAN出前講座」で技能を体験

学校・教育

[ 2013年 8月 27日 火曜日 15時35分 ]

 飯田市立鼎中学校で26日、県技能五輪ムーブメント推進委員会(事務局・県商工労働部人材育成課内)と県職業能力開発協会技能振興センター主催の「WAZACAN出前講座」があった。前回6月に同校で2年生を対象に開催したのに続いて、今回は1年生137人を対象に前回と同じ内容で実施した。

 同出前講座は、昨年10月に開催された「長野技能五輪・アピリンピック2012」によって高まった技能への関心を継続させるため、次世代の子どもたちにものづくりの楽しさや技能の素晴らしさを感じてもらうことを目的に、本年度は県内の中学校9校11講座で開催中。今回の鼎中で第5弾を数える。

 鼎中では、今週を「キャリア教育WEEK」と位置付け、この日から28日まで3日間、2年生122人が60事業所へ職場体験学習を実施中。1年生はこの日、WAZACAN出前講座でレストランサービス、時計修理、フラワー装飾、建築大工の4職種の内希望する職種を選び、講義と体験をした。講師は、技能五輪全国大会に出場経験のある地元選手や指導員ら計17人が務めた。

 このうち、建築大工では、生徒23人が飯田高等職業訓練校の講師森寿弘さんと豊丘村の大工三島大和さんの指導を受け、住宅の二分の一の軸組模型の作製に取り組んだ。

 昨年の全国大会で銀賞を受賞した三島さんは「実家が大工をやっており、中学2年の時に大工になりたいと作文に書いた。将来の仕事は何らかのきっかけで決まる」と職業選択の理由を説明。「全国大会に3年間出場して最後に銀メダルを取れた。最初の年に閉会式で同じ年代の人たちが表彰されるのを見て自分もあそこに立ちたいと思った。その思いを糧に努力し、最後に良い景色が見えた。皆さんもいろいろチャレンジしてチャンスをものにしてほしい」と語った。

 森さんは生徒たちに「心・技・工具一体」をわかりやすく説明。「あの人が面白くないと思うと相手も自分を面白くないと思うように、仕事も嫌だなと思えばうまくいかない」「理論を実際に応用できる技術がきれいにできるのが技能」「道具も雑に扱うようでは言う事をきいてくれない」と語った。

 建築大工に紅一点参加した女子生徒は「木とかでものを作るのが好き。将来はものを作る仕事をしたい」とはきはき答えた。実家が大工の男子生徒は「自分の思っていることも三島さんと一緒。家で解体作業の手伝いをしている」と話していた。

  

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