5家族が入学や転校検討 小規模特認校の上村小で学校見学会

学校・教育

[ 2018年 7月 2日 月曜日 15時24分 ]

元気よく歌声を披露する上村小の児童たち

 本年度から学区に関係なく通学できる「小規模特認校」になった上村小学校で1日、学校見学会と説明会が開かれた。同小の教育活動に関心がある5家族が参加して、複式学級を含む授業参観や同小児童たちによるアトラクションを見学。入学、転校する際の手続きの説明も受けた。

 飯田市教育委員会は、児童数が減少する今後の上村小の入学者数と児童数の推移を踏まえ、市として初めて小規模特認校の指定を行った。

 市内全域から通学できる制度で、4月から全校児童9人のうち、1年生と4年生の2人が特認校制度を使い、スクールバスで片道約50分かけて地区外から通学している。

 この日の見学説明会には5家族から事前申し込みがあり、子どもは計10人。うち来年度入学や転校の対象は7人だった。

 3・4年生と5・6年生の複式学級を含む授業参観を見学したほか、同小が力を入れる音楽活動の成果発表を聞いた。全校児童9人がリズムをとりながら大きな声で元気よく歌い上げる姿に、参加者らも拍手を送った。

 4月から特認校制度を活用して同小に通う児童の保護者は「ストレスが軽減されていて、明るく積極的になった」と報告。別の保護者は距離の遠さをデメリットに掲げる一方、「分からないところをしっかり教えてくれると、子どもも喜んでいる」と振り返った。

 見学会参加者からは「参観日や運動会などの学校行事で年間何回ほど学校に訪れる機会があるか」や、全校活動、他校との交流活動についての質問があった。入学転校を検討する保護者の1人は「合唱を聞いて表現力がすごいと感じた。個性をとても大事にしている」と話した。

 代田昭久教育長は、指定から3カ月余が経過した同制度について「完成形ではないが順調に進んでいる」とし、「一人一人に責任や役割があり、保護者も作り手にならざるを得ない。よりよい学校づくりに参画してもらいたい」と呼び掛けた。

  

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