リニアでJRと県内関係首長が意見交換会

リニア中央新幹線

[ 2016年 10月 3日 月曜日 15時59分 ]

001リニア

 JR東海のリニア中央新幹線計画をめぐる同社と県、県内の関係市町村長との意見交換会が3日、県飯田合同庁舎で開かれた。着工に向けた動きが本格化しているのを受け、事業の円滑な推進を図る目的で初開催した。

 JR東海からは宇野護中央新幹線推進本部長、松野篤二中央新幹線建設部名古屋建設部長、水野孝則同推進本部副本部長、県からは水間武樹リニア整備推進局長ら3人、沿線からは飯伊14市町村の首長らと、南木曽町、中川村の町村長が出席した。

 公開した冒頭のやりとりで、市町村を代表してあいさつした飯田市の牧野光朗市長は「具体的な工事が始まろうという段階になり、期待とともに住民の不安、心配も高まっている」と指摘。「沿線市町村もさまざまな課題を抱えている」とし、「事業主体であるJR東海が地域住民の理解や納得を得る中で、工事を進めることが必要不可欠」と述べた。

 JRの宇野本部長は、あいさつの中でリニア計画全体の進ちょく状況を説明。県内では大鹿村の南アトンネル長野工区(約8・4キロ)で工事説明会を始めているとし、「これまでの説明会で出された意見に対する当社の計画、考え方をまとめ、10月中に2回目となる全体の説明会を開きたい」とした。

 また、同市上郷北条地区に計画している長野県駅については、道水路の付け替え協議が終盤を迎えているとし、「引き続き、地域の声を伺いながら、県、市と連携して進めたい」と強調。工事の安全、環境の保全、地域との連携を重視する姿勢を示し、「今後の工事を見据えると、課題がたくさんある。引き続きバックアップをお願いしたい」と協力を求めた。

 午前の会見で牧野市長は「環境影響に対する住民要望を再度確認し、伝えるべきところは伝えたい」としており、意見交換では各市町村長が、環境影響や発生土の運搬と処理、用地取得などに関する住民の不安の声を伝え、JR側の説明を求めているものとみられる。

  

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