リニア資材工場場所の候補に喬木村

リニア中央新幹線

[ 2015年 6月 6日 土曜日 8時42分 ]

 JR東海のリニア中央新幹線計画で、リニア建設に関わる同社の資材工場の設置場所として、喬木村が候補地となっていることが分かった。リニアの本線となるコンクリート構造のガイドウェイを作る。候補地は阿島堰下地区の4・5ヘクタールと見られる。

 ガイドウェイは、鉄道のレールに相当するコンクリートの構造物。凹型の断面になっており、モーターの役割を果たす地上コイルを両壁に設置して電流を流し、発生した磁界と列車に装着した超電導磁石との間の引き合う力と反発する力を使って列車を浮上、案内、推進させる。

 中央新幹線の東京―名古屋間は285・6キロで、建設には往復分のガイドウェイが必要となるため、同社は沿線の複数カ所への設置を視野に、候補地を探っているものと見られる。

 県内では喬木村の同地区が候補地の一つとして挙げられていることが分かった。

 本線の計画地より南に500メートルほど離れた水田地帯で、4・5ヘクタール。正式に決まれば、ガイドウェイの製造工場と資材を置くヤードが設けられる見通し。

 同村内ではこの敷地の他、阿島橋より北の地域に天竜川に架橋するための約2ヘクタールのヤード設置も検討されているという。

 資材工場は開業までの時限的運営になると見られ、村は跡地利用を課題に検討している。関係者は「開業後の有効活用についてJR東海に協力を要請していきたい」とした。

 一時的な工場とはいえ、正式に決まれば村内への経済効果も一定数あると見られることから、地元からは期待の声も聞かれる。

 リニア計画をめぐっては、本線や駅、保守基地、変電施設、非常口など同社の工事実施計画に盛り込まれた構造物の他で、新たな施設整備の方針が明らかになったのは、中部電力が豊丘村神稲地区に設置する計画の変電施設に続いて2例目。

 JR東海が「今冬」とする着工を控え、今後は残土置き場の計画なども具体化するものと見られる。

  

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