中川と大鹿村のリニア残土計画で現地視察

リニア中央新幹線

[ 2018年 9月 26日 水曜日 15時16分 ]

半の沢の計画地を視察する委員

 リニア中央新幹線の南アルプストンネル掘削工事で発生する残土を活用し、県と大鹿村がそれぞれ計画している道路改良と環境対策事業を巡り、学識経験者4人でつくる技術検討委員会が26日、現地視察を実施した。住民の安全を確保する観点から、第三者の目で盛土などの設計を照査する。

 検討委は信州大学農学部の平松晋也教授ら4人で構成。午後2時現在開いている準備会を経て「砂防指定地内等における大規模な土地形質変更に伴う技術検討委」として正式に発足する。

 現地視察をしたのは中川村半の沢と大鹿村鳶ケ巣沢の2カ所。県道松川インター大鹿線沿いの谷筋を埋め立て、最大で高さ38メートルの盛土を計画している半の沢の県道改良は、県飯田建設事務所が説明した。

 JR東海による同じ県道トンネル2本の新設工事で発生した約20万立方メートルの残土に加え、南ア掘削で発生する30万立方メートルを活用する計画。橋梁が架かっている高さまで盛り、狭あいで急カーブの県道を改良する。

 準備会で同事務所の坂田浩一所長は「盛土の計画とあわせて県道改良を行いたい。住民の安全が確保される安定構造となるよう検討をお願いしたい」と求めた。

 鳶ケ巣沢は小渋川左岸の沢に高さ30メートル程度の盛土を行い、安定地形とする環境対策工を村が計画。約30万立方メートルの残土を活用し、崩壊地状になっている沢の安定と景観保全を図る。

 現地では複数の委員から、支流を合流させる流路工の線形の一部を直線的に見直すよう求める指摘が聞かれた。

 午後は大鹿村内で準備会を開き、委員らが両事業の概要説明を受けている。

 準備会前の取材に平松委員は「盛り土をいかに安定させるかが課題。どちらの計画地も安定さえすれば特段の問題はないと感じた」と話した。

 委員会は平松教授の他、防衛大学校システム工学群建設環境工学科の香月智教授、静岡大学の土屋智名誉教授、群馬大学大学院理工学府環境創生部門の岩井明彦教授で構成。事務局は一般財団法人の砂防フロンティア整備推進機構に置く。

  

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