松川工区の確認書締結 飯田市鼎地区とJRなど

リニア中央新幹線

[ 2018年 2月 14日 水曜日 15時39分 ]

リニア松川工区の確認書に調印する鼎地区の水口会長(左2)ら

 飯田市を通るリニア中央新幹線中央アルプストンネル松川工区(4・9キロ)を巡り、同市鼎地区における工事用車両の通行などに関する確認書の調印式が14日、市役所であった。締結を受け、15日から同市鼎切石の妙琴公園内で、準備工事の作業に着手する。同市内でのリニア工事は初となる。

 市と鼎地区まちづくり委員会、JR東海、工事を受託する独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構の4者の代表が出席。工事用車両のルートや安全対策、通行時間、工事影響の低減対策、苦情対応などに関する全12条の約30項目から成る確認書に署名、押印した。

 昨年12月にJR東海が鼎地区で開いた工事説明会での合意事項を中心に、4者で規定事項の協議を重ねてきた。規定のうち、小中学生らの通学時間帯は交通誘導員を配置するなど安全対策を徹底。道路施設を損壊した場合は早期復旧に努める。

 牧野光朗市長は「工事説明会での合意事項を文書で取り交わすことは大変に重い。確認事項を確実に実施してほしい」と強調。鼎まちづくり委の水口芳昭会長は「妙琴公園内にはキャンプ場やマレットゴルフ場もあり、支障がないよう願う。市道大休妙琴線は通学路でもあり、地元民に迷惑を掛けることなく、内容を守ってほしい」と話した。

 JR東海の中央新幹線長野工事事務所の平永稔所長は「鉄道機構と連携し、作業員や運転手の一人一人が確認事項を徹底順守していくよう努める。工事の安全、環境保全、地域連携の3つを最優先にして工事を進める」と応じた。

 松川工区では、15日からの公園内の事前作業に続き、18年度初頭からヤードの造成や工事用道路の整備を進め、本坑の掘削開始は19年度末になる見通し。JR東海や市は18年度から準備工事車両が通る松川左岸側の同市羽場・丸山地区とも、同様の確認書を交わす方針。

 調印式で牧野市長は「リニア事業の進ちょくに合わせ、本線の明かり区間や発生土置き場でも確認書の締結は必要と思われる。今回はそれらの先駆けとなる事例」と話した。

  

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