飯田市のデザイン会議が始動 リニア駅周辺整備

リニア中央新幹線

[ 2017年 7月 21日 金曜日 15時25分 ]

リニア駅周辺整備事業スケジュール

 飯田市は20日、市内上郷・座光寺境に建設されるリニア中央新幹線県内駅の周辺整備の基本設計について検討する「リニア駅周辺整備デザイン会議」を立ち上げ、初会合を市役所で開いた。整備区域は上郷飯沼北条地区の約6・5ヘクタール。秋までに設計業者を決め、6月に策定の駅周辺整備基本計画に盛り込んだ魅力発信施設や駐車場、広場といった各施設の配置や規模、機能、デザインなどの具体化を進める。基本設計は本年度末に素案をまとめ、来年度末までに策定する。

 デザイン会議の委員は都市づくりや交通などの学識者、地元住民、産業経済界、県や広域連合の代表ら22人で構成し、いずれも男性。基本計画の検討会議から引き続きの委員が大半だが、新たな学識者に東京芸術大建築科の北川原温教授(飯田高校卒)を加え「専門的な見地からの指導や総合的なデザイン監修を担ってもらう」(牧野光朗市長)。

 会長に選出された都市づくりパブリックデザインセンターの小澤一郎顧問は「基本計画の具体化に向け、地域住民の参加や情報共有をこれまで以上に進める。民間の知恵や活力を生かす機会の創出も重要」と述べた。

 副会長に就いた北川原教授は「市民が長きにわたって誇りに思えるよう、歴史を作るぐらいの高い意識で議論をしてほしい」と求めた。「駅周辺整備をビジネスモデルととらえ、戦略的に考えていくことが重要」「隕石(いんせき)のような(外からの)話題作りより、地面の底から湧き上がるような(内からの)整備がいい」とも指摘した。

 市は基本設計の検討にあたっては、関係機関や他の会議などとも連携して取り組む方針を強調し、市民向けの説明会やワークショップも随時開く方針を伝えた。同会議の学識者委員らでつくる「学識者専門委員会」も同日に立ち上げ、技術的・専門的な検討を進める。

 デザイン会議の中に「交流人口拡大部会」を設け、リニアの整備効果や地域の魅力を生かした交流人口の拡大策などを検討していく。

  

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