JR東海が天竜川橋梁の手続き開始

リニア中央新幹線

[ 2019年 8月 10日 土曜日 13時22分 ]

 リニア中央新幹線計画でJR東海は8日、飯田市と喬木村間の天竜川を渡河する天竜川橋梁(りょう)(約520メートル)と喬木村内の高架橋(約440メートル)を新設する工事事業者の公募を始めた。地元での説明によると、来年度に工事説明会を開き、渇水期となる来年10月以降の同年度内に着工したい考え。工期は2026年3月末まで。

 天竜川橋梁は阿島橋の北側に整備する。品川―名古屋間では山梨県の釜無川(751メートル)に次ぐ2番目の長さの橋梁で、100~105メートル間隔で設置する6つの橋脚で支え、このうち4本が河川内に入る。

 原則として、河道内の工事は非出水期に実施する。

 喬木村側の高架橋区間は阿島北の竜東一貫道路交差先までの範囲。明かり区間の手続き開始は県内では初めて。

 JRは7月29、31日に座光寺地区で非公開で開いた説明会でも計画に触れた。

 参加者や配布資料によると、JR側は来年度に着工の前提となる工事説明会を開き、同年度内に着工したい考えを伝えた。

 橋梁部の環境対策工では、高さ3・5メートルの防音壁の設置を計画している。

 天竜川橋梁と西側で隣接する座光寺地区は、地区内工区の環境対策工で路線上を半円状のコンクリート屋根で覆う防音防災フードの設置を求め、JRには「着工の条件」として伝えている。

 一方、JR側は従来計画より2・5メートル高い6メートルの防音壁を設置する案を示したままになっている。

 参加者によると、説明会で住民側は、来年度の天竜川橋梁の工事説明会までに、座光寺地区の防音防災フード設置に関する回答を要望した。JR側は持ち帰って検討する旨を伝えたという。

◎写真説明:天竜川橋梁の概要

  

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