JR東海がリニア走行試験再開時期を発表

リニア中央新幹線

[ 2013年 4月 19日 金曜日 9時06分 ]

 JR東海は17日、リニア中央新幹線でも本線となる山梨リニア実験線の延伸工事が順調に推移しているとして、年末に予定していた走行試験の再開時期を9月に前倒すと発表した。営業線での使用を想定した新型車両「L0(エルゼロ)系」を投入。一般向けの体験乗車は、一部の試験を終えた後に有料で再開する見通し。

 延伸工事は2008年5月に着工した。1997年3月に完成した山梨県大月市―都留市間の先行区間18・4キロを、東京側に7・8キロ、名古屋側に16・6キロそれぞれ伸ばして笛吹市―上野原市間の42・8キロとする計画。計19・1キロに及ぶ長短10カ所のトンネルを明り区間となる橋梁で結ぶ。

 先行区間でもガイドウェイと呼ばれる軌道の電磁コイルを最新型に付け替えた。

 同社によると、土木工事はすでに完了しており、4月からは都留市の車両基地内でL0の調整を進めている。6月以降は車両をガイドウェイ内に入れ、走行試験に必要な確認作業に入るという。

 新実験線では、超電導リニア技術のブラッシュアップと建設・運営・保守のコストダウンに取り組む。最長12両編成での走行試験も計画。有料を想定している一般向けの体験乗車の再開は、一部の試験を終えて性能を確認した後に行う。走行試験は16年末までの予定。

 同社が2027年の開業を目指している東京―名古屋間の総延長は286キロ。実験線は本線の一部となり、距離は全体の7分の1となる。

 同社は、今秋の準備書公告に向けて環境影響評価を実施している。13日には山梨県内で同県を対象にした中央新幹線計画の説明会を開き、環境影響評価の進ちょく状況や中間駅のイメージなどを示す。同県を皮切りに、長野県を含む沿線各都県で説明会を順次開催したいとしている。

  

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