乳幼児から高齢者までの多世代が集う交流拠点を目指し、「ひらひら平谷」が平谷村でプレオープンした。「みんなでつくるみんなの居場所」を理念に、住民のアイデアを取り入れながら、地域住民の居場所として施設の充実を図る。
同施設は、遊びや体験から自主性を育てる村教育委員会の「平谷キッズビレッジプロジェクト」の一環として、寿楽センターを改修した。仕切り付きの机を並べた「学習スペース」、手製の木のおもちゃや卓球、ボードゲームなどで遊べる「フリースペース」の他、和室や外庭などを備え、村地域おこし協力隊員の女性4人の事務所も兼ねる。
今後はプログラミング教室や大学生との交流など、村教委や協力隊が主催するイベントなどを同施設で実施する予定。
運営に携わる協力隊員の鈴木温未さんは「これまで児童館のような放課後に子どもが集まる場所がなかった。その替わりになるとともに屋内型の公園のような遊び場にしたい」、中尾有岐さんは「小さい子どもを持つ母親が集まって親睦を深めたりと、色々な人たちが交流する場所にできたら」とそれぞれ話していた。
開所時間は平日の午前9時から午後5時まで。問い合わせは同施設(電話090・4829・2211)へ。
◎写真説明:多世代の交流拠点「ひらひら平谷」