飯田市鼎名古熊の飯田OIDE長姫高校のグラウンドに「ガンバルゾ イイダ」の大文字が描かれた。コロナ対応を踏まえ、教諭の2人が「地域にエールを」と願いを込めて記した。
大文字を描いたのは同校体育課の中村光希教諭(29)と井口雄弥教諭(32)の2人。4月22日の昼休みに、グラウンドを整備するレーキを用いて書いた。
同校東南の丘の上には飯田市立病院があり、中村教諭は「新型コロナウイルス対応で頑張っている医療従事者の方、地域住民の方々への応援の意味を込めた」と話す。
南側には下山通りの坂がある。一文字は約7メートルの大きさで、道路からははっきり確認することができる。
臨時休校で生徒も通常の登校ができない日々が続く。原康倫校長は「文字を見て生徒も前向きな気持ちになってもらえたら。長引くと生徒の進路にも影響してくるので早い収束を願っている」と話した。
同校では現在、オンライン授業の準備を進めている。総合技術校で実習が多いため、必要最低限の分散登校による実習のアドバイスも考えている。校内で資格取得のための公開講座を開いていたが、5月中旬から生徒との保護者を対象に、ウェブ会議ツールのZOOMを用いてウェブ講座として再開する予定だ。
◎写真説明:飯田OIDE長姫高校のグラウンドに描かれた応援メッセージ(ドローンで撮影)