下條村B&G海洋センターのリニューアルセレモニーが18日、現地で開かれた。くす玉開披と式典に続き、下條小学校5年生33人が新設されたボルダリングウオールでスポーツクライミングを体験した。
式典で金田憲治村長は、40年前の施設オープン当初を振り返りながら大規模改修の完成を祝い、B&G財団や設計・施工業者らの協力に感謝。「村民に愛され、多くの人に利用される施設になるように」と期待した。
下條村B&G海洋センター体育館はB&G財団が開設し、併設したプールとともに村に無償譲渡された。プールは老朽化により、現在は災害時用の貯水プールとなっている。
リニューアル工事では、天井や床の改修、外壁吹付改修、アリーナ床研磨、バスケットゴール改修、ミーティングルームの拡充とともに、ボルダリングウオールを新設した。総事業費は約9200万円で、うち3000万円をB&G財団が助成した。
拡充したミーティングルームは放課後児童クラブで活用する他、吸音壁を設けており和太鼓グループの練習などでも利用できる。
ボルダリングウオールは高さ約4メートル、幅約7メートルほど。施設の利活用促進を目的に設置した。常時開放はしていないが、利用予約をして使用できる。
◎写真説明:ボルダリングを体験する下條小児童