平谷村の信州平谷温泉ひまわりの館前の「ひまわりの森イルミネーション」が6日にお目見えし、8万1000個のライトが館前一帯を彩っている。
村内への冬の誘客を目的に、村観光協会と信州平谷温泉が2009年から続け、今年で11年目。少しずつ規模を広げ、今年は最大規模となった。
温泉北側の「ひまわりの森」には村のシンボル、ヒマワリをデザインした電飾が光り、トナカイやウサギなどの動物型がメリーゴーランドのように飾られている。温泉玄関前には光のトンネルがつくられ、温泉前を流れるせせらぎ水路は青色のライトで幻想的に輝いている。国道を走るドライバーにも気付いてもらおうと、道の駅南側の壁まで電飾した。
この日は午後5時半に点灯式を開催。村の子どもたちや住民、来館者約50人が集まった。カウントダウンをして一斉に点灯すると「わあ、きれい」と歓声が上がった。子どもたちは会場を駆け回り、観光客らが写真に収めていた。豚汁の提供や菓子の配布もあり、にぎわった。
西川清海村長は「来館者の思い出になり、ドライバーの安らぎになれば。ぜひ足を運び、イルミネーションで心を、温泉で体を温めて」と呼び掛けていた。
来年3月31日まで点灯する。
◎写真説明:ヒマワリや動物が飾られた「ひまわりの森」