平谷村の冬のイベント「アイスキャンドルinひらや2022」が22日夜、道の駅信州平谷向かいのほっとパークひらや郷であった。氷の器約600個にろうそくがともされ、幻想的な光景が広がった。
冬の寒さを楽しさに変えようと、住民主体の催しとして始まり、今年で14回目。
今年は最低気温が氷点下20度近くまで下がる寒い日が続き、氷の器を作るのに適した環境に。村地域おこし協力隊が中心になって製作し、牛乳パックやジュースの缶などを用いて形にした。
1週間ほど前からの降雪で会場には約30センチ雪が積もり、パーク一帯にアイスキャンドルを並べ、ろうそくの明かりを付けた。「HIRAYA」の文字や雪の山と明かりでバースデーケーキも作った。
午後5時に点灯し、多くの親子連れらでにぎわった。幻想的な風景を写真に収め、子どもたちはしゃぼん玉を飛ばしたり、雪の山に登って全体を眺めたりしていた。親子3人で訪れた阿智村浪合の男性(40)は「初めて来たが、とてもきれい。一つ一つ氷の器が手作りなのがびっくり。こういった明るいイベントがあると良い」と語った。
実行委員長の川上金司さん(80)は「今年は天気が良く風もなく条件が良かった。地域の盛り上げになれば」と話していた。
◎写真説明:親子連れらが幻想的な明かりを楽しんだ