平谷村の平谷高原スキー場は4日、ファン感謝デーを兼ねた特別イベント「珍珍幕府冬の陣」を開いた。コロナ禍の影響で3年ぶり。好天にも恵まれ、東海地方など県外から多くの親子連れが集まり、雪上の遊びを楽しんだ。
そり競争、雪上ドッチビーや綱引きなど多彩な遊びを企画。そり競争では5人一組になって斜面を勢い良く滑り、順位に応じて景品をもらい喜んでいた。雪上ドッチビーではフリスビーをドッジボールに見立て、チームに分かれて投げ合った。今年は例年の菓子まきの代わりにお菓子探しを行い、雪の中に隠された菓子を探した。
ストーリー仕立ての謎解き宝探しも実施。子どもたちはスキー場各所を巡って謎を解いて回り、クリアするとプレゼントをもらっていた。
豊田市から家族4人で訪れた小学1年の男子児童(7)は「毎年1回は平谷のスキー場に来ている」と言い、「そりはスピードが出た。家族でいろんなことができるので楽しい」と話した。
平谷高原スキー場は初心者向きで、家族で楽しめるのが特徴。今季の平日は、連日学校向けのスキー教室を開いている。コロナ禍の中、昨季に客足が戻り約4万人が来場。今季も昨季並みに推移しているという。西川勝則支配人は「3年ぶりに復活できてうれしい。今年は雪もありゲレンデの状態が良いので、ぜひ親子で訪れてほしい」と話した。
◎写真説明:雪上ドッチビーを楽しむ子どもたち