松川町少年少女消防クラブの結成式は7月31日、町中央公民館えみりあホールで開いた。本年度は中央小学校、北小学校の1~6年生25人で構成。そろいの法被に身を包み、任命書を手にした児童らは、町の安心安全な生活を守るため、啓発活動などに励む決意を新たにした。
同クラブは、子どもたちに火災予防や防災について体験を通じて学習する場を提供することで、正しい知識と技能を習得してもらおうと、2018年12月に発足。活動を通じ、家庭や地域の防火防災意識の高揚も図る。
新型コロナウイルスの影響でこの2年間は体験活動が思うようにできていない。本年度は消防写生大会への参加などが中止となったが、秋、春の火災予防運動での広報活動や出初式への参加などを計画する。北小学校6年男子児童の一人(11)は「町から火事が発生しないよう、『火遊びをしてはいけない』など、しっかり呼び掛けていきたい」と力を込めた。
町消防団の山田裕一団長は「子どものころから防災意識を高めいくことが大切。各家庭でも防火、防災について一緒に考えていってほしい」と期待する。
◎写真説明:消防車の前で敬礼するクラブの児童ら