豊丘村神稲の福島てっぺん公園の遊歩道沿いに植えられているフジバカマに、長距離を移動することで知られる大型のチョウ「アサギマダラ」が吸蜜のために飛来し始めた。
同公園のフジバカマは、上伊那郡宮田村の「アサギマダラの里」から2019年に移植したもの。当時地域おこし協力隊員だった石渡美穂さん(35)と公園がある福島区が遊歩道沿いや斜面に植栽し、住民が管理している。
石渡さんによると、フジバカマを植栽した翌年の秋にはアサギマダラが飛来するようになった。快晴となった2日は数匹のチョウが浅葱色の羽を広げて飛んだり、並んで蜜を吸ったりする姿が見られ、カメラを向ける来園者もいた。
石渡さんは「フジバカマは地下茎で増えていくと聞いている。花が増えるとともにアサギマダラが毎年たくさん飛来するスポットになれば」と話していた。
◎写真説明:福島てっぺん公園に飛来したアサギマダラ