豊丘村の道の駅「南信州とよおかマルシェ」でこのほど、減塩商品・減塩特製丼の展示即売会が開かれた。減塩白だしなどの調味料や、減塩だしでつくる総菜、特製丼などを販売。多彩な商品を通じ、脳血管疾患の予防に向けて減塩意識の高揚を図った。
村内では、脳血管疾患の治療者や同疾患が原因で介護が必要になる人が増えていることから、「日常生活で塩分を減らすことが大切」と、同道の駅と連携してイベントを企画。道の駅内の「惣菜くらら」が通常よりも塩分を控えて調理した牛丼や豚丼、市販の減塩だしを使った総菜などを販売し、村民らの関心を呼んだ。
総菜くららでは、同イベントに限らず週に2回ほど、たまご焼きや煮物、切干大根などの減塩商品を販売している。村健康福祉課の木下朋子管理栄養士は「減塩商品と聞くと、味が物足りないというイメージを持つ人が多いかもしれない。そんなことはなく、味を楽しみながら塩分摂取を抑えることができることを知ってもらえたら」と期待した。
◎写真説明:多彩な減塩商品を販売