【阿智村】満蒙開拓平和記念館が来館者20万人を達成 平和の尊さ未来へ伝える拠点に

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[ 2021年 11月 30日 火曜日 15時33分 ]

 阿智村駒場の満蒙開拓平和記念館は11月29日、2013年4月のオープンから来館者20万人を達成した。

 20万人目となったのは修学旅行で訪れた東筑摩郡麻績村の筑北中学校3年生18人。セレモニーで寺沢秀文館長が代表生徒に同館の図録、語り部の証言集、書籍の3点を贈った。

 15万人目を達成した2018年10月から約3年で20万人の節目となった。10万人がオープンから44カ月で達成したが、10万人から20万人は60カ月かかった。

 昨年に新型コロナウイルスの影響で来館者が減少。4、5月は休館を余儀なくされ、県境をまたぐ行き来が制限されたこともあり、来館者数は前年から5割近く減って約1万人だった。

 一方、昨年秋から修学旅行などで県内の小中学校の来館が増加。昨年は57校約3000人、今年は11月29日現在で75校約5000人が訪れ、子どもたちの平和学習の拠点となっている。19年10月にセミナー棟が完成し、大人数の受け入れが可能になったことも学校の来館増につながっている。

 筑北中の3年生は南木曽や妻籠を巡り、平和学習で同館を訪れた。生徒は職員のガイドに耳を傾け、展示資料をじっと見つめていた。男子生徒の一人(14)は「満蒙開拓がいかに大変なものだったかが分かった。平和に向けてもっと歴史を勉強したい」と話した。

 寺沢館長は「15万人からの道のりは険しかったが、小中学生の来館は大変ありがたかった。平和の尊さを未来に伝えていく拠点になるよう、これからも努力していく」と語り、「戦争を伝える施設はどこも運営が難しくなっている。民間だけでは厳しい面があるため、行政の協力をお願いしたい」と要望した。

◎写真説明:20万人目となった筑北中の生徒に記念品を渡す寺沢館長(右)

  

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