飯田市丸山町のかざこし子どもの森公園で17、18の両日、水鉄砲の撃ち合いイベント「戦国水合戦」が開かれた。両日とも、小学生を中心に150人以上が参加。保護者も参戦し、びしょぬれになりながら激しく撃ち合った。
園内の芝生の広場が戦場。2チームに分かれ、持参の水鉄砲を手に駆け回った。感染対策のため、フェイスシールドを着けて行った。
参加者は頭に金魚すくいの「ぽい」を装着。自分のぽいが濡れないように守りつつ、相手の頭に狙いを定めて水を発射した。試合終了時に破れていないぽいが多いチームの勝利。
両チームが陣地で向かい合い、開始の合図で一斉に走り出した。身を投じて敵陣に突入する人、木の陰に隠れて狙撃する人、それぞれの戦略で挑んだ。水補給用のタンクを背負って戦地を走る子どももいた。
子ども対大人の「下克上戦」では、大人のみがぽいを着け、子どもは5分間での大人チームの全滅を目指した。場内の端に追い込んだり、挟み撃ちをしたりして大人目掛けて水を発射した。
友だちと参加した伊賀良小6年の男子児童(12)は「狙い通りに発射するのが難しかったけど、敵のぽいを撃てたときはうれしかった」、親子で参加した松尾小2年の男子児童(8)は「水が気持ちよかった。来年も参加したい」と笑顔だった。
イベントは2014年から開催しており、毎年、公園の夏の風物詩として大勢の子どもたちが参加している。
◎写真説明:2チームに分かれ水鉄砲合戦